「財産分与はどうやって進めたらよいのでしょう」というご相談は多くいただいております。
「配偶者がどういう財産をもっているのか分からないのですがどうしたらいいですか」、「専業主婦(主夫)でも財産分与はしてもらえるのでしょうか・どのくらいもらえますか」というご相談をよくいただきます。
財産分与は手間もかかりますが、一方で、離婚後の生活の原資になりますのであきらめたくないところです。
そこで、財産分与のポイントについてお話してみたいと思います。
目次
1. 財産分与の進め方
財産分与を進めるには、夫婦の双方から共有財産となるべき資産を開示してもらう必要があります。
基本的に自主的に開示してもらうようにお願いしていますが、どうしても開示が受けられない・隠していると疑われる場合には、裁判所を通した調査制度の利用をしています。
どういったケースでどのように対応するかはそれぞれ異なりますので、ご相談の際により適した方法を考えていきましょう。
2. 専業主婦(主夫)でも財産分与は受けられるか
財産分与を受けることができます。
専業主婦(主夫)であっても、家庭の維持に貢献したと評価でき、外で働くこととその価値に変わりはないと考えられるためです。
とはいえ、外で働く配偶者が頑としてその価値を認めず、財産分与に応じないという事例も見てきました。
それでも、適切な手続きを取ることで財産分与に応じない配偶者に対し、財産分与をさせることは可能なので、あきらめないようにしましょう。
3. 専業主婦(主夫)の財産分与の割合は?
比率は基本的に5割と思っていただければよいかと思います。
特殊な事情がある場合、財産分与の割合が変更されることはありますが、それでも、分与を受けられる割合が1割や2割まで減らされる例はほとんどありません。
とはいえ、個別事情による判断になりますので、気になる点は相談時にお話しされてみてください。
4. まとめ
財産分与はテクニカルな面も多く、難しい理論上の問題もありますので弁護士にお任せするのがおすすめです。
当事務所では、財産分与、離婚慰謝料などを含め、最初の一歩から離婚の解決に至るまで一貫してサポートをいたしております。
財産分与や離婚についてお悩みの方は、ぜひご相談ください。